子育て最大級の疑問「叱り方」これで良 いの?良くないの?

子育て最大級の疑問「叱り方」これで良 いの?良くないの? 地球上に最初の人類が誕生してから700万年、現在の人類の祖先であるホモ・サピエンスが 誕生して30万年と言われています。 その間ずっと、親は子供を育てることをしてきました。 人間だけではありません。 動物も虫も、生きているものは全て親は子供を育てます。 みんなやってる事だから私にもできるよ、って何も考えず、なんの覚悟もなく、私は子供を 産み「親」となりました。 親となって20年。 振り返ると頭を抱えてしまうような出来事の数々です。 もしも今、20年前に戻れるならもっと違う事が出来ただろうと思います。 その最も反省すべきところが「叱り方」です。 子育てにおいて、これでいいのかと常に自問自答していたのが「叱り方」だったのです。 子育てで初めて知った「叱る」と「怒る」の違い 子供が笑った時、寝返りした時、立った時、歩いた時、初めて言葉を発した時など、嬉しい 事は覚えているのに、初めて叱った時の事は覚えていません。 気がつくと、子供をいつも叱っていました。 すごく可愛くて愛おしいのに叱っていました。 ご飯をちゃんと食べないから、スーパーで騒ぐから、言うことを聞かないから。 私はいつも叱っていました。 食事のマナーを身につけさせなければ、とか公共の場で他人の迷惑にならないように、とか 子供に「ちゃんと」させなければと思っていました。 「ちゃんと」って何だったんだろう。 この訳の分からない「ちゃんと」をさせるために子供を叱っていた私ですが、実は叱っていた のではなく、私は「怒って」いたのです。 「叱る」とは子供を指導するために言うこと。 「怒る」とは自分の感情を出して言うこと。 私は子供を指導するためというよりも、周りの目を気にして、自分の思い通りにならないか らと声を荒らげていました。 指導ではなく感情でした。 子供が言うことを聞くようになったのは、私が感情で怒って、子供が私の顔色を伺うように なっていたのです。 言うことを聞く子供に満足して、そして、言うことを聞かせるためにまた怒る。 「叱り方」を分かっていなかった未熟な親だったと思います。 子育ても叱り方も理想と現実は違うのが当たり前 と思うべし 子供が産まれる前、親として、親子として、家族としてのキラキラした生活をイメージして いました。 だけど、その通りにならない事は結構早い段階で分かりました。 思い通りにならない子育てや、産後の体の変化は、私の頭も体もオーバーヒートさせまし た。 子供が産まれた時、私は30近い年齢でしたが、親としては私も赤ん坊でした。 子供が1歳になって、私も親として1歳を迎えました。 子供が2人になった時、親としては1歳だったけど、2人の親としてはまた赤ん坊から始まり ました。 第一子が10歳になっても、四人の子を持つ親としては1歳でした。 人として何歳になっても、親としてはまだまだヒヨっ子だったのです。 子供が何か悪いことをして叱るとき、その叱り方が良かったのか、実は叱っていたのではな く怒っていたのだということが、私自身が何も分かっていなかったのです。 最初の子に叱っていると思っていたことが、実は怒っていただけだと気づいたのは、随分あ とのことです。 今更だけど、子供には申し訳なかったと反省の日々。 人は反省する生き物だと教えてくれたのは子供でした。 理想は、子供をきちんと叱れる「ちゃんと」した親でした。 現実は、子供を自分の思い通りにしたいがために怒る親でした。

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